
ヘアカラーをしたばかりの頃はきれいだった髪色が、数日〜数週間でどんどん色あせていく…。「シャンプーを変えているのになぜ色落ちが早いんだろう」と感じたことはありませんか?
結論からお伝えすると、ヘアカラーの色持ちを左右するのはシャンプー選びだけではありません。サロンを出た瞬間のケア、シャンプーを始めるタイミング、自宅でのケアの順番、アイロンの温度など、いくつもの要因が重なって「色持ちが良い人・悪い人」の差になっています。
この記事では、現役美容師の視点から、サロンで実際にしているケアと、自宅でできる色持ちを伸ばす裏ワザを、カラー直後〜数日後の時系列で解説します。
サロンを出た瞬間、実はここからケアが始まっている

カラーの持ちに一番大切なのは、実はシャンプーの洗浄力です。カラーの「持ち」とは、髪に定着させた染料をどれだけ長く留めておけるかということ。洗浄力の強いシャンプーで洗うと、汚れと一緒に染料も少しずつ洗い流してしまいます。次に影響が大きいのが熱による褪色で、アイロンやコテの温度は120〜140℃を目安にするようお客様にはお伝えしています。
当サロンでは、2026年10月発売のWella Professionals新作「アルタイム カラー」シリーズを使ってカラー直後の仕上げを行っています。イルミナカラーを手がけるWELLAが開発した最新のカラーケアラインで、次の5アイテムで構成されています。
※2026年10月初旬発売予定・現在予約受付中です。
- アルタイム カラー ミラクルシャインスプレー:ヘアカラーの仕上がりをキレイに見せながら、熱や紫外線から髪を守る

- アルタイム カラー ミラクルカラーシーラー:アウトバスミストタイプの酸性トリートメント。pHを整えてカラーの持ちを向上させる

- アルタイム カラー ミラクルリーブインマスク:洗い流さないタイプのマスクトリートメント。カラーケア+保湿の万能タイプ

- アルタイム カラー サルフェートフリーシャンプー:カラーした髪にも頭皮にも優しいサルフェートフリー処方。色持ちはもちろん、カラー後の頭皮ケアにも最適

- アルタイム カラー デイリートリートメント:ヘアカラー後のケアに特化したインバストリートメント。カラーキープと髪のコンディションを最適な状態へ導く

「シャンプーは何時間後から?」美容師目線で回答します

カラー後のシャンプーのタイミングについては、ネット上でも「24時間」「48時間」「72時間」と説が分かれていて、混乱している方も多いのではないでしょうか。
理由を美容師目線で整理すると、こうなります。
ヘアカラーの発色は、酸化重合という反応によって、染料が髪の内部で大きな塊になることで生まれます。この酸化重合自体は、カラー施術中にほぼ安定します。カラー直後に本当に注意すべきなのは、染毛時に使うアルカリ剤によって膨潤したキューティクルが、まだ完全に戻りきっていない状態であることです。キューティクルが開いたままだと、染料が抜けやすくなります。
つまり、
- 酸性トリートメントでpHケアをして、カラーケア用のシャンプーを使う場合 → キューティクルが早く落ち着くため、24時間程度でシャンプーしても基本的に問題ありません
- カラー用のケア剤が使えない場合 → キューティクルが自然に落ち着くのを待つ意味で、48〜72時間空けたほうが安全です
「24h・48h・72h」の違いは、突き詰めると「カラー後にpHケアをするかどうか」の差だと考えると分かりやすいと思います。
自宅でのケア、時系列で解説します

- 当日〜翌日:酸性pHトリートメントをしっかり行う
- 2〜3日目:酸性トリートメントに加えて、カラーケア用シャンプー&インバス・アウトバストリートメントを使う
- 1週間後以降:上記に加えて、色味に合わせたカラーシャンプーなどを取り入れる
美容師だから知っている、色持ちを早めるNG行動

- 縮毛矯正とカラーを同日に施術する:どちらも髪内部のpHの「還元⇔酸化」の働きを利用した施術です。同日に行うと還元⇔酸化を行き来することになり、髪が不安定になって、カラー・縮毛矯正どちらの持ちも悪くなることがあります
- カラーヘア対応ではないシャンプーで洗う:洗浄力の強いシャンプーは、汚れと一緒に染料も少しずつ洗い落としてしまいます
色落ちしにくいシャンプーの選び方・成分の見分け方はこちらで詳しく解説しています → ヘアカラー後に色落ちしにくいシャンプーの選び方 - 高温のアイロン・コテでスタイリングする:特に寒色系(アッシュやブルー系など)の染料は、高温による褪色が早まりやすい傾向があります
ドライヤーの熱とカラーの色落ちの関係はこちらでも詳しく解説しています → カラー後のドライヤーで色落ちする?正しい乾かし方とアイロン温度を解説
洗浄成分(界面活性剤)の違いについてさらに詳しく知りたい方はこちら → 色落ちを防ぐ洗浄成分の解説
サロンでできる色持ち対策

自宅ケアだけでなく、サロンでの施術もあわせて行うことで、色持ちはさらに変わります。
- ヘマチンなど、カラーの定着効果がある成分を使ったサロントリートメントを施術する
- 薬剤の影響でアルカリに傾いたpHを、酸性トリートメントで本来の弱酸性に近づける
- カラーケアシリーズ(アルタイム カラーなど)のシャンプー・アウトバスプロダクツでケアする
よくある質問(FAQ)

カラー後、何時間シャンプーを我慢すればいいですか?
酸性トリートメントでpHケアをした上でカラーケア用シャンプーを使うなら、24時間程度で問題ありません。ケア剤を使わない場合は、キューティクルが自然に落ち着くのを待つ意味で48〜72時間空けると安心です。
美容室でしかできない色持ち対策はありますか?
あります。ヘマチンなど定着効果のある成分を使ったサロン専売のトリートメントで、施術直後の不安定なpHを弱酸性に整えることができます。市販品だけでは再現しにくいケアです。
自宅ケアだけでどこまで色持ちさせられますか?
カラーケア用のシャンプー・トリートメントを使い、洗浄力の強すぎないシャンプーを選ぶことでかなり伸ばせます。ただし、サロンでのpHケア(酸性トリートメント)と組み合わせるのが一番効果的です。
縮毛矯正とヘアカラーは同時にしても大丈夫ですか?
おすすめしません。どちらも髪内部の「還元⇔酸化」の反応を利用する施術のため、同日に行うと髪が不安定になり、カラー・縮毛矯正どちらの持ちも悪くなることがあります。
アイロン・コテの温度は何度までが目安ですか?
120〜140℃を目安にしてください。特に寒色系カラーは高温での褪色が早いため、温度設定には注意が必要です。
まとめ

- ヘアカラーの色持ちは、シャンプー選びだけでなく「サロンでのpHケア」「自宅でのケアの時系列」「アイロンの温度」など複数の要因で決まります
- カラー直後に髪が不安定なのは、染毛時のアルカリによるキューティクルの膨潤が戻りきっていないためです。酸性トリートメントでpHケアをすれば、シャンプーは24時間後からでも基本的に問題ありません
- 縮毛矯正とカラーの同日施術、洗浄力の強いシャンプー、高温アイロンは、色持ちを早める代表的なNG行動です
- サロンでのpHケア・トリートメントと、自宅でのカラーケア用シャンプー・アウトバスケアを組み合わせることで、色持ちは大きく変わります
サロンでのpHケアと、自宅でのカラーケア用アイテムを組み合わせることが、色持ちを伸ばす一番の近道です。
今回ご紹介したアルタイムカラーシリーズは、色持ちとダメージケアを両立できるラインナップなので、気になる方はチェックしてみてください。![]()
