ヘアカラー髪へのダメージ

【ヘアカラーは髪を傷める】主な原因3点を美容師が説明します。

2024-10-09

【ヘアカラーは髪を傷める】主な原因3点を美容師が説明します。

【ヘアカラーは髪を傷める】主な原因3点を美容師が説明します

ヘアカラーが髪を傷める主な原因は、以下があります。

まず、キューティクルの損傷です。カラーリングでは髪表面のキューティクルを開き、色素を内部に浸透させますが、このプロセスがキューティクルを荒らし、髪の保護機能を低下させます。これにより水分が逃げやすくなり、髪が乾燥してパサつきやすくなります。

次に、アルカリ剤によるpHバランスの乱れが挙げられます。カラー剤には、髪のキューティクルを開くためにアルカリ剤が含まれており、髪の本来の弱酸性バランスが崩れます。このアルカリ性への変化が髪の水分保持力を低下させ、乾燥とダメージを招きます。

最後に、髪内部の構造変化です。カラー剤が髪の内部に浸透し、色素を変化させる過程で、髪のタンパク質やケラチン構造が変質しやすくなります。これにより髪は弾力を失い、乾燥や枝毛、切れ毛の原因となります。髪の内部からのダメージは回復に時間がかかるため、カラー後の保湿や補修ケアが不可欠です。

【ヘアカラーは髪を傷める】主な原因3点に分けて美容師が説明します。

1. キューティクルの損傷

2. 化学物質の影響

3. 髪の水分バランスの乱れ

 

これらの要因が重なることで、髪がダメージを受けやすくなるのです。

ヘアカラーによるキューティクルの損傷について説明します。

キューティクルの開閉による摩耗

   ヘアカラーを行う際、髪の内部に色素を浸透させるためにキューティクルが開きます。通常、キューティクルは密閉して髪を保護していますが、カラー処理のたびに開閉を繰り返すことで、摩耗して剥がれやすくなります。これにより髪の表面が荒れて、ダメージを受けやすくなります。

アルカリ性の影響

多くのヘアカラー剤には、髪を膨張させてキューティクルを開くためのアルカリ性の成分が含まれています。この成分が強すぎると、キューティクルに負担をかけ、損傷が生じます。繰り返し染めることでキューティクルが完全に剥がれ落ち、髪が乾燥しやすくなることもあります。

外的ダメージへの耐性の低下

キューティクルが損傷すると、髪の内部がむき出しになり、紫外線や熱、湿度の変化など外的要因に対するバリア機能が低下します。その結果、髪はさらに乾燥しやすく、ダメージが蓄積しやすくなり、パサつきや枝毛、切れ毛が目立つようになります。

ヘアカラーに含まれる化学物質が髪を傷める主な影響を説明します。

過酸化水素による髪のたんぱく質の破壊

ヘアカラー剤に含まれる過酸化水素は、髪の色素であるメラニンを分解し、髪の色を変える役割を果たします。しかし、過酸化水素は髪の内部のたんぱく質(ケラチン)にも影響を及ぼし、その結合を壊してしまいます。これにより髪の強度が低下し、髪がもろくなる原因となります。

アンモニアによるキューティクルの損傷

   アンモニアは髪のキューティクルを開かせて染料を内部に浸透させるために使用されますが、その強いアルカリ性がキューティクルにダメージを与えます。これにより、髪の保護層が弱くなり、外的要因からのダメージを受けやすくなります。

アルコールやその他の化学添加物による乾燥

   ヘアカラー剤には、保存料や発色を良くするための化学添加物が含まれており、これらが髪の水分を奪い乾燥させることがあります。乾燥した髪は切れ毛や枝毛になりやすく、髪のツヤも失われてしまいます。

これらの化学物質の影響が重なることで、髪はダメージを受けやすくなります。

 

ヘアカラーが髪を傷める原因である髪の水分バランスの乱れについて説明します。

キューティクルのダメージ

   ヘアカラーをすると、髪の表面を覆っているキューティクルが開いてしまいます。これは、カラー剤が髪の内部に浸透するために必要なプロセスですが、キューティクルが開いた状態では、髪の内部の水分が逃げやすくなり、髪が乾燥しやすくなります。乾燥すると髪がパサつき、ダメージが進行しやすくなります。

アルカリ剤の影響

   多くのヘアカラーにはアルカリ剤が含まれており、これが髪の毛のpHバランスを乱します。通常、髪は弱酸性のpHを持っていますが、アルカリ剤はこのバランスを崩し、髪の水分を保持する能力を低下させます。この結果、髪が水分を失いやすくなり、ダメージや乾燥を引き起こします。

内部構造の変化

   ヘアカラーの成分は髪の内部にまで浸透して、髪の色素を変えるために働きます。この過程で髪のタンパク質構造が一時的に損傷し、髪がもともと持っていた水分を保持する力が低下します。これにより、髪は弾力を失い、水分不足の状態となり、結果的に弱く、ダメージを受けやすくなります。

これらの影響が重なることで、髪の水分バランスが乱れ、髪の健康が損なわれてしまいます。

ヘアカラーが髪を傷める主な原因3点まとめ

1. キューティクルの損傷

   ヘアカラーの際、髪の外側にあるキューティクルが開き、染料を髪内部に浸透させます。この過程でキューティクルが損傷しやすくなり、髪の表面が粗くなることで手触りが悪くなり、艶が失われます。

2. 化学物質の影響

   ヘアカラー剤には、過酸化水素やアンモニアなどの化学物質が含まれており、これらが髪の内部に作用してメラニンを破壊し、色を変えます。この過程で髪のたんぱく質が壊され、髪が脆くなったり、乾燥したりします。

3. 髪の水分バランスの乱れ

   ヘアカラーは髪の水分バランスを崩しがちです。化学処理により髪の内部の水分が奪われ、乾燥しやすくなります。これが髪のパサつきや枝毛、切れ毛の原因となります。

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junjiogiso

小木曽 淳司
 
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美容師
サロンでのヘアカラーにこだわり 色味、薬剤、似合わせ、デザインカラー等

Guestの魅力を最大限に引き出せるヘアカラーを 日々提案させていただいています。

実際のカラー提案例をブログで公開しています。

1990年
岐阜市立理容・美容専門学校卒業
1991年
美容師国家筆記・実技試験合格
1991年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・美容師免許取得
2007年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・管理美容師資格取得

宮城県仙台市
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