ヘアカラー髪へのダメージ

ヘアカラーの化学物質が髪を傷める影響について美容師が説明します。

2024-10-23

ヘアカラーの際に使用される化学物質は、髪に大きな負担をかける可能性があるため、注意が必要です。特に、カラー剤に含まれるアンモニアや過酸化水素、アルコールなどの成分が髪に与える影響は重要です。まず、アンモニアは髪のキューティクルを強制的に開かせて色素を内部に浸透させますが、これによりキューティクルが損傷し、髪の表面が荒れてしまいます。この損傷が繰り返されると、髪は外部の刺激から守られにくくなり、乾燥や切れ毛の原因になります。

また、過酸化水素は髪の色素であるメラニンを分解するために使われますが、同時に髪のタンパク質結合も破壊してしまうことがあります。この影響で髪の強度が低下し、もろくなる傾向が増えます。さらに、髪内部の水分が奪われやすくなり、乾燥が進みやすい状態になります。

アルコールやその他の化学添加物も、髪から水分を蒸発させる性質を持つため、髪の乾燥を引き起こしやすく、キューティクルがはがれやすくなることもあります。その結果、髪が傷みやすくなり、手触りや艶が失われることが多く見られます。

これらの影響を少しでも減らすためには、カラー後のしっかりとしたアフターケアが重要です。保湿ケアや補修成分のあるトリートメントで、ダメージを受けた髪をしっかりケアしていきましょう。

ヘアカラーに含まれる化学物質が髪を傷める主な影響について美容師が説明します。

ヘアカラーに含まれる化学物質が髪を傷める主な影響には以下の原因があります。

 

過酸化水素による髪のたんぱく質の破壊

アンモニアによるキューティクルの損傷

アルコールやその他の化学添加物による乾燥

ヘアカラーに含まれる化学物質の過酸化水素による髪のたんぱく質の破壊

ヘアカラーに含まれる化学物質の過酸化水素による髪のたんぱく質の破壊とは

髪のメラニンの分解

過酸化水素は、髪の色素であるメラニンを分解し、髪を脱色します。この過程で、髪の内部構造が影響を受け、タンパク質が弱まります。

髪のタンパク質結合の破壊

過酸化水素は髪内部のシスチン結合(ケラチンの構成要素)を切断し、タンパク質の結合が壊れやすくなります。これにより、髪の強度が低下します。

髪のもろさと乾燥

タンパク質の破壊により、髪は水分を保持しにくくなり、乾燥やもろさが進行します。結果として、切れ毛や枝毛が増えるリスクが高まります。

 

ヘアカラーに含まれる化学物質のアンモニアによるキューティクルの損傷

ヘアカラーに含まれる化学物質のアンモニアによるキューティクルの損傷について

キューティクルの強制的な開放

アンモニアは髪の内部に色素を浸透させるため、キューティクルを強制的に開きます。この開放が繰り返されると、キューティクルがダメージを受け、閉じにくくなります。

pHバランスの崩壊

アンモニアは髪をアルカリ性にするため、キューティクルが正常に閉じなくなり、髪の表面が荒れやすくなります。これが髪の保護機能を低下させます。

外部ダメージへの脆弱化

キューティクルが損傷すると、紫外線や熱、摩擦に対する耐性が低下し、髪が乾燥しやすくなり、切れ毛や枝毛が増える原因になります。

ヘアカラーに含まれる化学物質のアルコールやその他の化学添加物による乾燥

ヘアカラーに含まれる化学物質のアルコールやその他の化学添加物による乾燥について

アルコールによる水分蒸発

ヘアカラーに含まれるアルコールは、揮発性が高く、髪の表面から水分を蒸発させます。その結果、髪が乾燥し、パサつきやすくなります。

化学添加物による保湿バランスの乱れ

ヘアカラーに含まれる化学添加物は、髪の天然の保湿バリアを破壊し、内部の水分が保持されにくくなります。これにより、髪が水分不足に陥ります。

乾燥によるキューティクルの荒れ

アルコールや添加物で乾燥した髪は、キューティクルが剥がれやすくなり、髪の表面が荒れてダメージを受けやすい状態になります。これがさらに乾燥を悪化させます。

ヘアカラーに含まれる化学物質が髪を傷める主な影響についてまとめ

まとめ

ヘアカラーに含まれる化学物質が髪を傷める主な影響についてまとめ

過酸化水素による髪のたんぱく質の破壊

過酸化水素は髪の内部のたんぱく質(ケラチン)にも影響を及ぼし、その結合を壊してしまいます。

アンモニアによるキューティクルの損傷

   アンモニアは髪のキューティクルを開かせて染料を内部に浸透させるために使用されますが、その強いアルカリ性がキューティクルにダメージを与えます。

アルコールやその他の化学添加物による乾燥

   ヘアカラー剤には、保存料や発色を良くするための化学添加物が含まれており、これらが髪の水分を奪い乾燥させることがあります。

 

  • この記事を書いた人

junjiogiso

小木曽 淳司|美容師・美容メディア運営

宮城県仙台市を中心に美容室を運営する株式会社プラス・アルトラに所属。
1991年に美容師免許を取得し、美容師として30年以上サロンワークに携わっています。 現在も現役美容師としてお客様を担当しながら、ヘアカラー・ヘアケアを中心に美容情報を発信しています。

特にヘアカラーを得意とし、髪質や肌色、ライフスタイルに合わせたカラー提案、 白髪染め・白髪ぼかし・デザインカラー・ブリーチカラー・ホームケアについて、 実際のサロンワークで得た経験をもとに解説しています。

このブログでは、メーカー情報や美容師としての知識だけでなく、 実際にお客様の髪を施術してきた経験をもとに、 「美容室ではどう考えて施術しているのか」「自宅ではどうケアすればよいのか」を できるだけ分かりやすくお伝えしています。

資格・経歴
1990年 岐阜市立理容・美容専門学校 卒業
1991年 美容師免許取得
2007年 管理美容師資格取得

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