ヘアカラー髪の水分バランス

ヘアカラーによる【髪の水分バランスの乱れ】を美容師が説明します。

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ヘアカラーは髪の水分バランスを乱し、乾燥やダメージを引き起こすことが多いです。カラーリングには、アンモニアや過酸化水素などの化学物質が含まれ、これらが髪に作用することでキューティクルが開き、内部にカラー剤が浸透します。キューティクルは髪の保護バリアの役割を果たしていますが、これが開いたり損傷したりすることで髪が水分を保持しにくくなります。また、過酸化水素は髪の色素であるメラニンを分解するために使われますが、この際、髪のタンパク質にも影響し、髪の強度や弾力が失われやすくなり、乾燥が進む原因となります。

さらに、ヘアカラーに含まれるアルコールやその他の化学添加物も、髪から水分を蒸発させやすく、これが乾燥の要因となります。水分バランスが乱れた髪は、乾燥によってキューティクルが剥がれやすくなり、外部からの刺激に対する耐性が低下します。その結果、枝毛や切れ毛が増えやすくなり、髪の質感がパサつき、艶も失われてしまいます。

このような影響を防ぐためには、カラー後のアフターケアがとても重要です。水分補給ができる保湿トリートメントや、キューティクルの補修成分が含まれたケアアイテムを使うことで、髪の内部にしっかりと水分を閉じ込め、健康的な状態を保つことができます。定期的なトリートメントで、カラーによるダメージを最小限に抑え、髪の水分バランスを整えていきましょう。

 キューティクルのダメージによる髪の水分バランスの乱れ

 キューティクルのダメージによる髪の水分バランスの乱れについて説明します。

ヘアカラーによるキューティクルのダメージは、髪の水分バランスに大きな影響を与えます。以下の3つのポイントで説明します。

キューティクルの保護機能の低下

   キューティクルは髪の表面を覆う層で、髪内部の水分や栄養素を保つ役割があります。しかし、ヘアカラーの化学成分はキューティクルを開かせ、髪内部に染料を浸透させるため、キューティクルがダメージを受けます。これにより、髪の保護機能が低下し、水分が逃げやすくなります。

水分の蒸発と乾燥の進行

   キューティクルが損傷すると、髪内部に水分を保持することが難しくなり、外部環境(乾燥した空気や熱)によって水分が蒸発しやすくなります。その結果、髪が乾燥し、パサつきやすくなります。

髪の柔軟性の低下と切れ毛のリスク増加

   髪の水分バランスが乱れると、髪が硬くなり、しなやかさが失われます。特に乾燥した状態の髪は弾力を失い、ダメージを受けやすく、切れ毛や枝毛の原因となります。

 アルカリ剤の影響よる髪の水分バランスの乱れ

 アルカリ剤の影響よる髪の水分バランスの乱れについて説明します。

ヘアカラーに含まれるアルカリ剤は、髪の水分バランスに影響を与え、ダメージを引き起こす原因となります。以下の3つのポイントで説明します。

キューティクルを開かせて内部にダメージを与える

   アルカリ剤は、髪のキューティクルを開かせ、染料やブリーチ成分を髪の内部に浸透させるために使用されます。しかし、キューティクルが開いた状態が続くと、髪の内部の水分や栄養素が外に流れ出やすくなり、髪の水分バランスが乱れます。

髪のpHバランスの変化

   健康な髪は弱酸性(pH4.5〜5.5)を保つことで、水分バランスや健康を維持していますが、アルカリ剤を使用すると髪のpHがアルカリ性に傾きます。これにより、髪の保湿力が低下し、髪が乾燥しやすくなり、パサつきやすくなります。

髪のタンパク質構造への影響

   アルカリ剤によってキューティクルが開くと、髪内部のタンパク質構造にもダメージが及びます。髪の主成分であるケラチンが損傷すると、髪は水分を保つ能力がさらに低下し、柔軟性を失い、乾燥や切れ毛などの問題が発生しやすくなります。

内部構造の変化による髪の水分バランスの乱れについて

 内部構造の変化による髪の水分バランスの乱れについて説明してします。

ヘアカラーは髪の内部構造にも影響を与え、水分バランスを乱す原因となります。以下の3つのポイントで説明します。

コルテックス(髪の内部)の損傷

   ヘアカラーは、髪の内部にあるコルテックスに浸透して色を定着させます。この過程でコルテックス内のタンパク質や水分が破壊され、髪の内部構造が変化します。コルテックスのダメージは、髪が水分を保持しづらくなる原因となり、乾燥を引き起こします。

髪内部の油分・水分バランスの崩壊

   コルテックスは、髪の水分と油分のバランスを保つために重要な役割を果たしています。ヘアカラーによってコルテックスが損傷すると、このバランスが崩れ、髪内部の潤いを維持できなくなります。結果として、髪が乾燥し、ツヤや柔軟性が失われます。

髪の弾力性や強度の低下

   内部構造の変化により、髪の弾力性や強度が損なわれます。これにより、髪が脆くなり、水分を保つ力が弱まります。乾燥によって髪が引っ張られると、切れ毛や枝毛が発生しやすくなるため、髪の健康状態がさらに悪化します。

 

まとめ

ヘアカラーによる髪を傷める原因の一つ髪の水分バランスの乱れまとめ

キューティクルのダメージ

キューティクルの保護機能の低下・髪のpHバランスの変化・髪のタンパク質構造への影響があります。

アルカリ剤の影響

キューティクルを開かせて内部にダメージを与える・髪のpHバランスの変化・髪のタンパク質構造への影響があります。

内部構造の変化

コルテックス(髪の内部)の損傷・髪内部の油分・水分バランスの崩壊・髪の弾力性や強度の低下があります。

  • この記事を書いた人

junjiogiso

小木曽 淳司
 
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美容師
サロンでのヘアカラーにこだわり 色味、薬剤、似合わせ、デザインカラー等

Guestの魅力を最大限に引き出せるヘアカラーを 日々提案させていただいています。

実際のカラー提案例をブログで公開しています。

1990年
岐阜市立理容・美容専門学校卒業
1991年
美容師国家筆記・実技試験合格
1991年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・美容師免許取得
2007年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・管理美容師資格取得

宮城県仙台市
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