ヘアカットで髪のボリュームを抑える方法
髪のボリュームを抑えるには、カットの仕方が重要です。適切な長さやレイヤーの入れ方、すき方を調整することで、髪の広がりや膨らみを抑え、まとまりのあるスタイルを作ることができます。以下に、ボリュームを抑えるための具体的なカット方法を詳しく解説します。
1. 髪の長さを調整する
1. ミディアム~ロングヘアを選ぶ
- 短い髪はボリュームが出やすいため、ある程度の長さを残すと重みが加わり、自然と広がりを抑えられます。
- おすすめの長さ
- ミディアム(肩下~鎖骨あたり)
- セミロング(鎖骨~胸元)
- ロング(胸下以上)
2. ボブの場合は重めに仕上げる
- ショートボブやレイヤーボブは広がりやすいですが、重めのワンレンボブにするとボリュームを抑えられます。
- ワンレングスボブ(ワンレン)が特におすすめ。
2. レイヤーの入れ方を工夫する
レイヤーの入れ方によって、髪の動きやボリューム感が変わります。
1. レイヤーを控えめにする
- レイヤーを入れすぎると軽くなり、髪がふわっと広がりやすくなります。
- ボリュームを抑えたい場合は、できるだけ低めの位置でレイヤーを入れると自然にまとまります。
2. フェイスラインや毛先にだけレイヤーを入れる
- 顔まわりに軽くレイヤーを入れると、毛量を抑えつつ、動きを出すことができます。
- トップにはレイヤーを入れず、重めに残すことでボリュームダウンが可能。
3. 髪の量を調整する(すきバサミの使い方)
すきバサミ(セニング)の入れ方が重要!
間違った使い方をすると、逆に広がりやすくなるので注意が必要です。
1. すきすぎると逆効果
- 毛先をすきすぎると、広がってしまうため、適度な量で調整することが大切。
- 中間部分を中心にすくと、自然なボリュームダウンが可能。
2. 根元はすかない
- 根元をすいてしまうと、短い毛が浮いてしまい、余計にボリュームが出ることがあります。
- 髪の内側の中間~毛先を中心にすきましょう。
3. 内側を軽くすく
- 髪の表面ではなく、内側を重点的にすくことで、見た目のボリュームを抑えつつ、まとまりのある仕上がりになります。
- 表面はできるだけ重めに残すのがポイント。
4. 前髪のカット方法
前髪もボリュームの出方に影響します。
1. 重めの前髪にする
- 薄めのシースルーバングや短め前髪は、髪全体のボリュームが目立ちやすくなるため、厚めの前髪が◎。
- 長めのワンレンバング(横に流す前髪)にすると、全体のバランスが落ち着きます。
2. 分け目を調整
- 前髪を真ん中で分けると、ふんわりしすぎてボリュームが出やすいため、斜め分けにするとまとまりやすくなります。
5. カット後のスタイリングの工夫
カットだけでなく、スタイリングの仕方も重要です。
1. ドライヤーの使い方を工夫
- 上から下に向かってドライヤーの風を当てることで、キューティクルが整い、ボリュームが抑えられます。
- 冷風で仕上げると、まとまりが長持ちします。
2. スタイリング剤で仕上げ
- ヘアオイルやヘアバームを使うと、広がりを抑えてツヤを出す効果が期待できます。
- ミストタイプの湿気ブロックスプレーを使うと、湿気による膨張を防げます。
6. 髪質別おすすめカット
髪質 | おすすめのカット方法 |
---|---|
直毛 | ワンレングス or 低めのレイヤー |
くせ毛 | 重めのボブ or ロングでまとまりを出す |
硬い髪 | 毛量を減らしすぎず、まとまりを重視 |
軟毛 | すきすぎず、自然な重さをキープ |
7. まとめ
ボリュームを抑えるには、長さを適度に残し、低めのレイヤーを入れ、すきすぎないカットがポイントです。
ワンレングスや重めのボブが効果的で、すくときは中間部分を中心にすると広がりを防げます。
カット後は適切なスタイリングでまとまりをキープしましょう。