紫外線が白髪を増やす3つの理由【美容師が徹底解説】
日差しが強くなる季節、「肌のUV対策」はしていても「頭皮や髪の紫外線対策」は後回しになりがちではありませんか?
実は、紫外線は髪の色に深く関係する「メラノサイト」にダメージを与え、白髪を引き起こす要因になることがわかってきています。
今回は、美容師の視点から「紫外線が白髪を増やすメカニズム」について詳しく解説します。
1. メラノサイトの機能が低下する
メラノサイトとは、髪の黒い色を作る「メラニン色素」を生成する大切な細胞。
しかし紫外線を浴びると、このメラノサイトがダメージを受け、うまく働かなくなります。
メラニンが作られない=色がつかない=白髪、という流れに。
肌のシミと同じく、紫外線は「色」に関わる細胞の敵なんです。
2. 活性酸素が増えて細胞が老化する
紫外線を浴びると体内では「活性酸素」が大量に発生。
この活性酸素は、メラノサイトや毛母細胞など、髪を育てる細胞をサビつかせてしまいます。
いわば“細胞の酸化ストレス”。
この酸化ダメージが蓄積すると、白髪だけでなく髪全体のエイジングが進んでしまいます。
3. 頭皮の乾燥が進行する
紫外線は頭皮の水分を奪い、乾燥を引き起こします。
乾燥した頭皮は血行が悪くなり、毛根に栄養が届きにくくなるため、髪の成長が阻害されがち。
結果、白髪が増えやすくなり、抜け毛などのトラブルにもつながります。
4. 紫外線は夏だけじゃない!年間を通じたケアが必要
意外と知られていないのが「紫外線は1年中降り注いでいる」という事実。
春や秋のうっかり日焼けが頭皮の老化を進めてしまうこともあります。
帽子や日傘、UVスプレーなどで、毎日のケアを習慣にしましょう。
5. 頭皮のUVケアにおすすめのアイテム
髪や頭皮専用のUVスプレーはベタつかず、外出前にサッと使える便利アイテム。
例えば、《ミーファ フレグランスUVスプレー》は香りもよくて人気です。
6. 美容室でもできる紫外線ダメージケア
白髪予防としては、紫外線ダメージを受けた頭皮や髪の「リセットケア」も大切。
炭酸スパや保湿系トリートメントで、頭皮の血行促進や潤いチャージをするのもおすすめです。
定期的なサロンケアで“UVに負けない頭皮”を育てましょう。
まとめ:紫外線対策は白髪予防の第一歩
白髪の原因は加齢だけではありません。
紫外線によるダメージは、メラノサイトや頭皮の環境に影響を与え、白髪を早める原因に。
「顔や肌だけでなく、髪や頭皮にも日焼け対策を」—これがこれからの新常識です。
未来の美しい髪のために、今からコツコツ始めましょう。
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