50代女性髪の悩み10選!⑨ ハリ・コシがなくなった
50代になると、髪の印象が大きく変化することに気づく方も多いのではないでしょうか。特に、「髪にハリやコシがなくなった」「ぺたんとしてボリュームが出ない」といった悩みは、見た目の年齢にも直結するため、多くの女性にとって深刻な問題です。今回は、そんな"髪のハリ・コシの低下"の原因と対策について、美容師の視点から詳しく解説していきます。
髪のハリ・コシがなくなる原因とは?
① 髪の成分が年齢とともに変化する
髪の約80〜90%は「ケラチン」というたんぱく質でできています。このケラチンの生成や維持には、体内の栄養状態やホルモンバランスが深く関係しています。加齢により代謝が低下すると、髪に必要な栄養が届きにくくなり、髪の密度や弾力が失われていきます。
② 女性ホルモンの減少
閉経を迎える50代前後は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。エストロゲンは髪の成長やツヤ、弾力を保つ働きがあるため、その低下は髪質の変化に大きく影響を及ぼします。
③ 紫外線やドライヤーなどの外的ダメージ
紫外線や高温のドライヤー、過度なスタイリングは、髪表面のキューティクルを傷つけ、内部の水分やタンパク質が流出する原因に。これもハリ・コシのない髪を生み出す大きな要因です。
ハリ・コシを取り戻すための対策
① ケラチン補給トリートメントを活用
髪の主成分であるケラチンを補えるトリートメントは、ハリ・コシ対策に非常に有効です。週1〜2回、集中補修タイプのトリートメントを取り入れることで、髪内部の空洞化を補い、しなやかさと強さを与えます。
② サプリや食事でたんぱく質・ビタミンを補う
外側からのケアだけでなく、内側からの栄養補給も大切です。たんぱく質(卵・豆腐・鶏むね肉など)に加えて、ビタミンB群(特にビオチン)や亜鉛は、髪の育成に欠かせない栄養素です。バランスの良い食事を意識しましょう。
③ 頭皮マッサージで血流を促進
頭皮の血行が悪いと、毛根に必要な栄養が届かず、髪が細く・弱くなりがちです。1日5分程度のマッサージを習慣化し、血流を促進することで、より健康な髪が育ちやすくなります。
④ 髪に優しい寝具を選ぶ
枕カバーには、摩擦が少なく髪に優しい「シルク素材」がおすすめです。寝返りのたびに髪と枕が擦れ合い、ダメージが蓄積していくため、素材を変えるだけで髪のコンディションが改善されることもあります。
⑤ スタイリング剤でふんわり感を演出
ボリューム不足をカバーするには、スタイリング剤の活用も効果的です。根元を立ち上げるムースや、ハリ感を出すスプレーを使えば、ぺたんこになりがちなトップもふんわり仕上がります。ただし、使いすぎは髪への負担になるため、必要最低限の量を心がけてください。
まとめ:毎日のケアでハリ・コシを取り戻そう
年齢を重ねるとともに失われがちな"ハリ・コシ"。ですが、正しいケアや生活習慣の見直しで、しなやかで弾力のある髪を取り戻すことは可能です。内側からの栄養、外側からのケア、そして毎日の積み重ねが、美しい髪を育てる鍵になります。50代だからこそ、丁寧なヘアケアを心がけて、自分らしい美しさを楽しんでいきましょう。
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