モロッカンオイルって実際どうなのか、効果はあるのか、ベタつかないのかが気になる方は多いと思います。結論からいうと、モロッカンオイルはしっとりまとまる質感を作りやすいヘアオイルですが、髪質や使い方によっては重く感じることもあります。この記事では、モロッカンオイルの特徴、デメリット、向いている髪質、カラー後との相性、失敗しにくい使い方まで美容師目線で整理して解説します。

モロッカンオイルとは?まず特徴を簡単に解説
モロッカンオイルは、乾燥や広がりを抑えて、しっとりまとまる質感を作りやすいアウトバス用ヘアオイルです。
どんなヘアオイルなのか
方向性としては、サラサラ系の軽い仕上がりというより、しっとりまとまり重視のタイプです。毛先のパサつきを目立ちにくくしたいときや、広がる髪を落ち着かせたいときに向いています。
実際のサロンワークでも、軽さを優先したい髪より、乾燥でまとまりが崩れやすい髪のほうが仕上がりの差が出やすいです。特に乾燥毛や多毛では、毛先の広がりを抑えやすく、まとまりが出やすい傾向があります。

モロッカンオイルの主な効果
モロッカンオイルに期待しやすいのは、主に次の3点です。
- 保湿
- 広がりを抑える
- ツヤを出す
特に乾燥しやすい毛先には変化を感じやすく、指通りや見た目のまとまりを整えたいときに向いています。
ただし、ダメージそのものを治すというより、乾燥や摩擦で扱いにくくなった髪を整えるためのアイテムとして考えるのが実務的です。

モロッカンオイルのデメリット
モロッカンオイルのデメリットは、髪質や使い方によっては仕上がりが重く見えやすいことです。
実際によくあるのは、次のような状態です。
- ベタついて見える
- 髪がぺたんとしやすい
- 束っぽくなって軽さが出にくい
- 思ったよりしっとりしすぎる
つまりデメリットは、「重い質感が出やすい場面がある」という点です。しっとりまとまる仕上がりが合う人にはメリットになりますが、軽さやふんわり感を重視する人にはマイナスに感じやすいです。

モロッカンオイルが向いている髪質・向いていない髪質
向いている人
モロッカンオイルが向いているのは、次のような髪質です。
- 毛先が乾燥しやすい
- 髪が広がりやすい
- まとまりが出にくい
- ツヤ不足が気になる
- 硬毛、多毛、くせ毛寄りでしっとり感が欲しい
- カラー後に毛先がパサつきやすい
こういった髪質は、少量でも仕上がりの差が出やすいです。特に毛先のまとまりが出にくい方には、選択肢に入れやすいオイルです。

向いていない人
反対に、次のような人は失敗しやすいです。
- 細毛、軟毛、猫っ毛
- ふんわり軽い仕上がりを優先したい
- 根元のボリューム感を残したい
- オイルをつける量の調整が苦手
こうした髪質は、少し重さが乗るだけでも仕上がりに影響しやすいです。まったく使えないわけではありませんが、相性としては慎重に見たほうが失敗しにくいです。

迷ったときの判断基準
迷ったときは、髪の悩みが「パサつき」「広がり」「まとまりにくさ」なのか、それとも「ぺたんとしやすい」「軽さが欲しい」なのかで判断すると選びやすいです。
前者なら候補に入れやすく、後者ならやや慎重に考えたほうがいいです。
人気があるかどうかより、自分の髪質と仕上がりの好みに合うかで選ぶほうが失敗しにくいです。

モロッカンオイルはヘアカラー後の髪に合う?
カラー後の乾燥・広がり・ツヤ低下が気になる髪には、比較的取り入れやすいヘアオイルです。
カラー毛に使うメリット
カラーをした髪は、乾燥や摩擦の影響を受けやすくなります。そこでオイルを使うと、毛先の見え方や手触りを整えやすく、スタイリング時の広がり対策にもつながります。
カラー毛に使うメリットは、主に次の通りです。
- 毛先のパサつきを整えやすい
- 広がりを抑えやすい
- ツヤ感を出しやすい
- 指通りを補いやすい
美容師目線でいうと、特にカラー後は毛先から手触りが乱れやすいため、中間〜毛先に絞って使うほうが質感を整えやすいです。サロンでも、色そのものより先に毛先の乾燥感が目立つケースは多いため、オイルでの質感調整は実用的です。

色持ちへの考え方
モロッカンオイルを使ったからといって、色落ちそのものを直接止めるとまでは言えません。
ただ、カラー後の乾燥や摩擦を抑えるケアとして使うことで、髪がパサついて見えにくくなり、結果的にカラーの見え方を整えやすくなることはあります。
つまり、色持ちを固定する目的というより、カラー後の質感ケアとして考えるのが自然です。
ヘアカラー後のケア全体を見直したい方は、こちらも参考にしてください。
【色落ちしない・色落ちしにくい】ヘアカラー後のケアを美容師が解説

ベタつかせない使い方
ベタつきを防ぐポイントは、「量」「つける位置」「つけるタイミング」を整えることです。
モロッカンオイルは、つけ方が雑だと重さが出やすいです。特に失敗しにくいのは、少量を中間〜毛先になじませる使い方です。

濡れた髪につける場合
基本は濡れた髪につけるほうが失敗しにくいです。髪全体になじませやすく、一部分だけ重くなるのを防ぎやすいからです。
やり方はシンプルです。
- 手のひらによく広げる
- 毛先から先につける
- 余った分を中間になじませる
- 根元にはつけない
- その後に乾かす
初めて使う方や、重くなりやすい方はこの使い方から始めるのがおすすめです。

乾いた髪につける場合
乾いた髪に使う場合は、仕上げとしてごく少量が基本です。
毛先のパサつきが気になる部分にだけ薄くなじませると、ツヤを足しやすくなります。
表面や根元付近まで広くつけると、しっとりというより油分が残って見えやすくなるため注意が必要です。

つけすぎを防ぐ量の目安
量は多ければいいわけではなく、少なめから始めるのが基本です。
目安としては次のくらいです。
- 細毛、猫っ毛:半プッシュ前後
- 普通毛:1プッシュ前後
- 多毛、硬毛、乾燥毛:1〜2プッシュ
最初から多めにつけるより、足りなければ少しずつ足すほうが失敗しにくいです。
髪の長さより、毛量と髪質で調整する意識を持つと使いやすくなります。

FAQ
モロッカンオイルのデメリットは?
重さが出やすい場面があることです。髪質や使い方によっては、ベタついて見えたり、ぺたんとした仕上がりになったりします。
モロッカンオイルはどんな髪質に向いていますか?
乾燥しやすい髪、広がりやすい髪、まとまりにくい髪に向いています。しっとりした質感が欲しい方や、カラー後に毛先がパサつきやすい方にも向いています。
モロッカンオイルはベタつきやすいですか?
使い方によってはベタついて見えることがあります。特に量が多すぎる場合や、つける場所が高すぎる場合は失敗しやすいです。
モロッカンオイルはカラー後の髪にも使えますか?
使えます。カラー後の乾燥や毛先の広がりを整えたいときには取り入れやすいです。ただし、色落ちそのものを直接止めるというより、質感を整えるケアとして考えるのが自然です。
細い髪や猫っ毛でも使えますか?
使えますが、少量で調整するのが前提です。半プッシュ前後を毛先中心につける形なら使いやすいことがあります。ただ、軽さを重視する方には別の軽めオイルのほうが合う場合もあります。
モロッカンオイルは乾いた髪と濡れた髪のどちらにつけるべきですか?
失敗しにくいのは濡れた髪です。均一になじみやすく、重さも出にくいからです。乾いた髪に使うなら、仕上げとして毛先に少量だけがおすすめです。
毎日使っても大丈夫?
基本的には大丈夫です。毎日使う場合も、髪質に合わせて量を調整できれば問題ありません。重さが出る場合は、毎日同じ量をつけるのではなく、その日の乾燥具合に合わせて減らすほうが扱いやすいです。
朝と夜どちらに使う?
どちらでも使えますが、扱いやすいのは夜のドライ前です。日中の広がりや毛先のパサつきが気になる場合は、朝にごく少量を仕上げとして足す使い方もできます。
くせ毛にも合う?
くせ毛で広がりやすいタイプには向いています。特に、乾燥で膨らみやすい髪にはまとまりが出やすいですが、細くてやわらかいくせ毛は重くなりすぎないよう量を控えめにしたほうが安心です。
モロッカンオイルは何プッシュが適量?
目安は、細毛・猫っ毛は半プッシュ前後、普通毛は1プッシュ前後、多毛・硬毛・乾燥毛は1〜2プッシュです。最初は少なめから始めて、足りない分だけ後から足すほうが失敗しにくいです。
まとめ
モロッカンオイルは、しっとりまとまる質感を作りやすいヘアオイルです。合う髪には仕上がりを整えやすい一方で、すべての髪質に万能というわけではありません。
選ぶときに大事なのは、人気だからではなく、髪質と仕上がりの好みで判断することです。乾燥やまとまりにくさが気になる方には候補に入れやすく、軽さやふんわり感を重視する方は慎重に見たほうが失敗しにくいです。

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