「白髪を引き起こす主な原因:病気や薬の影響」について、さらに詳しく解説します。
🩺 白髪と病気・薬の深い関係
白髪は通常、加齢や生活習慣の影響で少しずつ増えていきますが、
中には「短期間で急激に白髪が増える」というケースもあります。
その場合、体内の異常、つまり病気や薬の副作用が関係していることがあります。
⚠ 白髪と関係する主な病気
① 甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病など)
- 甲状腺ホルモンは、新陳代謝や毛髪の成長をコントロールしています。
- 分泌が過剰(バセドウ病)または低下(橋本病)すると、
毛母細胞やメラノサイトの働きが乱れ、白髪が増えることがあります。 - 症状例:動悸、疲れやすい、寒がり、むくみ、体重の急な増減など。
② 貧血(鉄欠乏性貧血など)
- 髪の毛や頭皮の細胞に必要な酸素や栄養を運ぶのが血液の役割。
- 貧血で血液の質や量が低下すると、毛根まで栄養が届かなくなり、メラノサイトが機能低下。
- 特に女性に多く、白髪・抜け毛・髪のコシ不足が同時に見られることも。
③ 自己免疫疾患(尋常性白斑、全身性エリテマトーデスなど)
- 自己免疫疾患とは、自分の免疫が正常な細胞を誤って攻撃してしまう病気です。
- メラノサイトが攻撃・破壊されると、メラニン色素が作られなくなり白髪が発生します。
- 白斑(皮膚が白くなる病気)などと一緒に白髪になるケースも。
💊 薬の副作用で白髪が増えることも
- 一部の医薬品は、毛母細胞やメラノサイトの働きに影響を与えることがあります。
- 例:
- 抗がん剤 → 毛髪の成長そのものがストップし、再生時に白髪になることがある
- 高血圧・抗うつ薬の一部 → 血流や神経伝達に影響し、間接的にメラニン生成が低下
📌 病気が原因かも?と思ったら…
次のような場合は、自己判断せず医師に相談するのが大切です。
- 短期間で白髪が一気に増えた
- 以前より髪が細くなり、抜け毛も増えた
- 疲れやすい、肌が荒れる、動悸・冷え・むくみなど他の体調不良がある
病気による白髪は、原因となる疾患を治療することで改善するケースもあります。
✅ まとめ
病気や薬の影響で白髪が増えることはありますが、
そのほとんどは体のサインやSOSである可能性があります。
健康状態の変化を見逃さず、白髪の変化も体調管理の一部としてとらえましょう。

病気や薬の影響・効果は専門の医師の診断が最優先です。自己判断せず医師に相談するのが大切です。
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