ドライヤー

「大風量ドライヤーが良いって聞くけど、結局どのくらいが目安?」「m³/分って何?」──ここが分かると、ドライヤー選びが一気にラクになります。

「ドライヤーの風量目安(m³/分)の見方を解説する記事のアイキャッチ画像」

この記事では、美容師目線で風量(m³/分)の見方と、速く乾かすための使い方、そして風量以外に見るべきポイントまでまとめて解説します。
先に結論だけ見ると、風量の目安は「1.3〜2.0m³/分」が基準です。

ドライヤー風量(m³/分)の目安と意味を解説する図

このあと「m³/分の意味」と「髪の長さ・毛量別の目安」を具体的に解説します。

風量(m³/分)って何?数字が大きいほど良いの?

風量(m³/分)の意味と「速乾は風量、ダメージは温度×時間」を示す図

ドライヤーの「風量(m³/分)」は、1分間に送り出せる空気の量です。数字が大きいほど、髪の表面に当たる風が増えやすく、乾くスピードに直結します。

ただし、「数字が大きい=誰にとっても正解」ではありません。風量が強い機種は、使い方を間違えると根元が乾ききらない/毛先が広がるなどの失敗も起こりやすいからです(対策は後半で解説)。

速乾は“風量”が主役、ダメージは“温度×時間”が主犯

「風量が強いと髪が傷む?」と不安な方は多いですが、基本は高温を長時間当て続けることの方がリスクになります。風量が強い=早く乾くなら、むしろ当てる時間を短くしやすいのでプラスに働きやすいです。

この誤解は別記事で詳しく解説しています。

ドライヤー風量の目安は何m³/分?(髪の長さ・毛量別)

髪の長さ・毛量別に見るドライヤー風量(m³/分)の目安一覧

ここからが本題です。目安は「絶対」ではありませんが、選ぶときの基準としてかなり使えます。

髪の状態風量の目安(m³/分)狙い
ショート〜ボブ/毛量少なめ1.2〜1.6十分速乾。扱いやすさ重視でOK
ミディアム/普通毛量1.6〜2.0速乾と仕上がりのバランスが取りやすい
ロング/多毛・くせ毛2.0〜2.5乾かす時間を短縮しやすい(使い方が重要)
とにかく乾くのが遅い(毛量多い+長い)2.5以上時短特化。ただし重さ・音・仕上げは要確認

※メーカーによって測定条件が違うことがあるため、厳密な比較よりも「同メーカー内」「同クラス内」の比較に向きます。

風量を優先した方がいい人

  • 乾かすのに時間がかかって「つい放置」しがち
  • ロング/多毛/くせ毛で根元が乾きにくい
  • 家族で使う(髪質がバラバラでも時短になる)

風量が強すぎると失敗しやすい人(対策あり)

  • 細毛・軟毛で、風で髪が舞って絡まりやすい
  • 毛先が広がりやすい(乾かし方の影響が大きい)

ただしこれは「使い方」で改善できます。次の章でコツをまとめます。

風量が強いドライヤーで速く乾かすコツ(傷ませない)

風量が強いドライヤーで速く乾かすコツ(距離・順番・分け取り・仕上げ)の図解

コツ1:近づけすぎない(10〜15cmを目安)

風量が強いほど、ノズルを近づけると風が一点集中して乾きムラ広がりの原因になります。基本は10〜15cmくらい離して、頭皮〜根元中心に当てます。

コツ2:根元→中間→毛先の順(毛先は最後に短時間)

毛先は乾きやすく、乾かしすぎるとパサつきやすい部分です。最初に毛先を狙うより、まず根元を乾かして水分移動を止める方が、結果的にまとまりやすくなります。

コツ3:髪を分けて“風の通り道”を作る

乾かない人の多くは、表面だけ乾いて内側が濡れています。手ぐしでブロッキングするだけでもOKなので、内側に風が通る状態を作ってください。

コツ4:最後は冷風or弱温風で“整える時間”を30秒

速乾だけで終わると広がりやすい人は、最後に冷風(または弱温風)で表面をなでると落ち着きやすいです。

「距離・順番・時間」など、乾かし方の基本は下の記事でさらに詳しくまとめています。

風量以外にチェックしたい5項目(選び方の最短ルート)

風量以外にチェックしたい5項目(温度・重さ・ノズル・音・保証)をまとめた図

1)温度(高温固定より“温度調整”がラク)

風量があっても温度が高すぎると、当て方次第で負担が増えます。できれば温度切り替えがあると失敗が減ります。

2)重さ・重心(長時間使うなら超重要)

ロング・多毛ほど乾かす時間が長くなりやすいので、重さや持ちやすさは満足度に直結します。スペック表の「g」だけでなく、持ったときの重心も大事です。

3)ノズル形状(“集中”と“拡散”のどちらが得意か)

ブロー重視なら集中ノズル、時短重視なら拡散寄りが扱いやすい傾向。風量が強いほど、ノズルの性格が仕上がりに影響します。

4)音(大風量ほど大きくなりがち)

数値が強い機種ほど、音が気になるケースもあります。夜に使うなら要チェックです。

5)保証・修理対応(毎日使う家電ほど大事)

ドライヤーは使用頻度が高い家電です。保証期間や修理のしやすさも、長く使うなら見ておくと安心です。

髪質・悩み別に選ぶなら(くせ毛/多毛/細毛/ダメージ毛)

髪質・悩み別(くせ毛・多毛・細毛・ダメージ毛)のドライヤー選びのポイント図

風量だけで選ぶと、髪質によっては「乾くけどまとまらない」が起きます。髪質別のおすすめは別記事で一覧にしています。

KINUJOなどのドライヤー機種比較記事へ誘導する画像

具体的な候補がいくつか出ているなら、比較記事の方が早いです。KINUJOの選び分けは下でまとめています。

よくある質問(FAQ)

ドライヤー風量(m³/分)に関するよくある質問(乾く速さ・絡まり・家族使用)の図解

m³/分の数値が近いのに、乾く速さが違うのはなぜ?

風の当たり方(ノズル・風の拡散)、温度、モーター特性、そして使い方で体感が変わります。数値は目安として見て、温度調整・持ちやすさ・ノズルも一緒に確認するのがおすすめです。

風量が強いと髪が絡まる気がします…

近づけすぎ/毛先から乾かす、で起こりやすいです。距離を10〜15cm取り、根元から乾かして、最後に冷風で整えると改善しやすいです。

家族(子ども含む)で使うなら風量は強い方がいい?

時短には有利です。ただし子どもは風の勢いが強すぎると嫌がることもあるので、風量を弱〜強で調整できる機種が使いやすいです。

まとめ|風量の目安は「1.6〜2.0」を基準に、髪質で上下

ドライヤー風量(m³/分)の目安は1.6〜2.0を基準に調整する、というまとめ図
  • 風量(m³/分)は速乾に直結する指標
  • 迷ったら1.6〜2.0m³/分を基準に、髪の長さ・毛量で調整
  • 仕上がりは距離・順番・ブロッキングで大きく変わる
  • 風量だけでなく温度調整・重さ・ノズル・保証も一緒に見ると失敗しにくい

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  • この記事を書いた人

junjiogiso

小木曽 淳司

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美容師
サロンでのヘアカラーにこだわり 色味、薬剤、似合わせ、デザインカラー等
Guestの魅力を最大限に引き出せるヘアカラーを 日々提案させていただいています。
実際のカラー提案例をブログで公開しています。
1990年
岐阜市立理容・美容専門学校卒業
1991年
美容師国家筆記・実技試験合格
1991年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・美容師免許取得
2007年
公益財団法人理容師美容師試験研修センター認定・管理美容師資格取得
宮城県仙台市
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